10月公開:自治体ホームページの全ページ検査結果の解析


10月30日更新

以前のお知らせ: 9月公開:自治体ホームページの全ページ検査結果を更新しました。

多数のお申し込みとご意見ありがとうございました。

8月にご案内した全ページアクセシビリティ検査に沢山のお申し込みとアンケートにご協力をいただきありがとうございました。お蔭様で、今後のAMCC機能拡充に役立つ多くの情報が収集できました。また貴重なご意見もいただきました。あらためて感謝申し上げます。

今月は、全ページのWebアクセシビリティ検査結果を解析しましたのでご紹介します。47都道府県、20政令指定都市、東京23区、241市町村、約400万ページのmiChecker評価や指摘問題数については、以前のお知らせ:9月公開:自治体ホームページの全ページ結果のページをご覧になってください。

団体個別の検査結果は平成30年3月末まで閲覧できます。貴団体の検査結果を見ながら解析結果をご覧いただき改善に役立ててください。

https://amcc-demo.infocreate.co.jp/amcc/auth/login

miCheckerの総合評価結果

市町村様には他県の検査結果閲覧を制限いたしました。そのため、比較団体数が少ないとの指摘をいただきましたので、AMCC検査結果の全団体miChecker総合評価を公表いたします。画像をクリックして拡大して閲覧してください。

miCheckerの評価方法は、AMCC検査結果ページ右上の「ヘルプ」から操作説明書を開き、8ページの「検査ページの評価」で確認してください。

ウェブページ一式単位で「準拠」した団体はゼロ

「準拠」の条件が達成基準を全て満たしていることであれば、残念ですがウェブページ一式で「準拠」した団体はゼロでした。ウェブアクセシビリティ方針の対応状況の表示に、ウェブページ一式で「準拠」としている団体が見られます。この表記は間違いであり利用者が困りますので注意が必要です。

また、URLを表記しない達成基準チェックリストで「適合」としている試験結果が見られますが、これも誤りですので注意が必要です。「適合」及び「適合表明」要件はウェブページ単位です。

13村      1~73町

 

1~155市

23区 20政令指定都市 47都道府県

   

「問題あり」と指摘された内容

miCheckerは、達成基準を満たす実装方法の内、プログラムで判定可能な実装方法(全体の数%)をチェックします。「問題あり」は明らかに不適合な実装方法を検出した結果です。(参照:W3C How to Meet WCAG 2.0)外部サイトにリンク (参照:ウェブアクセシビリティ基盤委員会 WCAG 2.0達成方法集)外部サイトにリンク

AMCCではできるだけ分かりやすく、検査結果-表示>「指摘内容」で表示させましたが、ウェブページ作成の技術情報なのでhtml等を知らない方には理解するのは大変難しいと思います。Web技術者、CMSメーカーなど、実際に運用を行っている担当者との協力が必要です。

「指摘内容」の分類

331団体の全てで「問題あり」が指摘されました。指摘数と指摘内容の分類、指摘された団体の割合を確認するには、指摘内容331⾃治体の全ページ検査で指摘された内容(PDF)をダウンロードしてください。貴団体のAMCC検査結果-表示>指摘内容を確認して指摘内容に色づけして見比べてください。

AMCC検査結果-表示>指摘内容を印刷して、制作・更新事業者又は職員のチェックリストに使うと有効です。例えば、指摘内容をコピーしてチェック欄や数字欄を追加します。貴団体が指摘された内容に絞ることで再発防止に役立ちます。調達の検収記録にも使えます。なお、検収記録は確認者名と日付を忘れずにしましょう。

非テキスト例(下記例で、7種類の指摘に対応できます)

  • 同一テキストの繰り返しはありますか? ある場合、非テキストコンテンツの代替えテキストを空(alt=””)にしてください。
  • 画像、画像ボタン、object要素、area要素を使っていますか? 使っている場合、代替えテキストを記述してください。伝える情報が無い場合、空の代替えテキスト(alt=””)を書いてください。

リンク例(下記例で、7種類の指摘に対応できます)

  • ページ内リンクを使っていますか? ある場合、リンクテキストの記述、リンク先にアンカーの記述を必ず確認してください。
  • ページ外へのリンク、または別ウィンドウを開くリンクがありますか? ある場合、(別ウィンドウで開く)(外部サイトにリンク)とリンクテキストに追加記述してください。

「問題あり」と指摘されたページ数

検査総ページ数、4,119,794ページ。その内、1,887,839ページ(45.8%)で「問題あり」が検出されました。

331団体で群馬県高崎市が最も少なく11ページでした。222団体が1,000ページ以上検出されています。URL単位に修正するのは大変だと分かります。なお、団体別の指摘ページ数は下記PDFを参照してください。

AMCC検査結果の「良いページ」以上のページ数を確認された団体から、「問題あり」のページ数が増加したとの問合せを受けました。理由は、「良いページ」以上のページにも「問題あり」が含まれているためです。後述の評価ランキングについての項で、比較エクセルファイルをダウンロードできますので確認願います。

 自治体別の問題ありが見つかったグラフ 

プログラムによる一括修正

miCheckerはチェックプログラムで「問題あり」と指摘します。特定の指摘内容であればプログラムで一括修正できると思います。当社は長年コンテンツ移行の個別作業などで実践してきました。既に、AMCCに自動修正機能を実装してクラウド環境で利用できる準備も整いました。

AMCCの自動修正及びプログラムによる一括修正は、サーバー管理者、CMSメーカーなどhtmlに詳しい専門技術者の協力が必要です。必ず専門技術者と話し合って実施してください。

**お問合せについて**

お申込みいただいた時、検査終了した時にメールや電話でお問合せを沢山いただきました。できる限り個別に対応しましたが不十分な部分もあると思いますので補足いたします。

評価ランキングについて

評価ランキングが気になる、ランキングは出さないのか?との問合せをいただきました。当社は、団体それぞれの計画や事情があると思いますので評価ランキングは出しません。また、総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」でも評価基準が明確になっていません。そのため、評価ランキングを出す考えはありませんのでご了承願います。

AMCCはmiCheckerの総合評価を使用しています。理由は「問題あり」と「問題の可能性大」を網羅しており、バランスの良い評価と考えたからです。問合せで、「問題あり」のページ数割合による評価を求められましたが、miCheckerの総合評価と比べてみると少し違うことも分かっています。気になる方は、下記のエクセルファイルをダウンロードして確認してください。

研修について

AMCC検査結果の活用方法や今後の対応方法などを説明する研修会の開催予定は無いのか? との問合せを受けていますが、研修会場などの準備が出来ませんのでお断りしています。しかし、講師の派遣はできますので、都道府県のご担当者に都道府県向けセミナー講師派遣のご案内を9月末に発送してご案内しています。講師派遣は、11月30日まで可能ですので都道府県ご担当者にお問合せしてください。

再検査について

検査後にリニューアルした、AMCC検査結果を使って修正した、検査結果の資料をダウンロードしたいとのお問合せも多くいただきました。現在も多くの方がAMCC検査結果を何度も閲覧して、修正に利用いただいているようです。

この度の市町村向け無料検査は、弊社が情報収集する目的のため無料で実施いたしました。そのため、再検査については有料となりますことをご了承願います。なお、平成30年度までの限定サービス料金を設定しました。営業に伺うことができませんので、Webアクセシビリティサービス見積もりシステム(別ウィンドウで開く)をご利用いただき見積書をご確認願います。

お見積について

お問合せにはAMCC他、適合性評価サービス、閲覧支援ツールなどのお見積に関するお問合せも多くいただいています。期中なのであまり予算も無いとの意見もいただきました。そこで、AMCC機能を細かく分けてお客様の予算に対応できる低価格設定もいたしました。お客様の利用目的に合う組み合わせをWebアクセシビリティサービス見積りシステム(別ウィンドウで開く)でご確認願います。なお、このシステムは自治体様限定で公開しています。AMCC検査結果と同様にURLとアクセス認証を外部に公開することはお控えいただきたくお願いします。

お見積もり体系

AMCC基本料金(平成30年3月末まで何度も検査できます)に、オプション機能を選択して料金を確認できます。目視検査(適合性評価)と閲覧支援ツールのお見積にも対応しています。なお、閲覧支援ツールは1年間ご利用になれる価格となっています。

  • AMCC基本料金は平成30年3月末まで何度も検査ができる金額です。検査結果の出力ダウンロードもできます。
    • スコア一覧(オプション)
    • タイトル重複(オプション)
    • リンク切れ(オプション)
    • 自動修正(オプション)*新機能です。
    • 追加ドメイン(オプション)
  • AMCC for CMS :(CMSのプレビュー画面でAMCC個別検査ができる新機能です。CMSのプレビューページにJS読み込みソースを記述するだけです)
  • 目視検査(適合性評価サービス) :20ページからお見積できます。
  • 閲覧支援ツール
    • AMCCと閲覧支援ツールを申し込みますとセット割引もいたします。

Webアクセシビリティサービス見積りシステム概要

  1. 見積りシステムにアクセス、認証コードに「8341」と入力してログインしてください
  2. お客様情報を入力した後、ラジオボタンでオプション機能を「利用する」と選択するとオプション金額が表示されます。
  3. ご希望のオプション機能のメニューと料金を確認した後、お客様情報の入力ページに移動してお客様情報を入力してください。
  4. お客様情報を確認後、登録ボタンで登録してください。登録しますと後で簡単に何度も変更が可能です。
    1. ご登録を受付けたメールを発送します。
    2. メール記載のURLから変更や正式見積り依頼もできます。
  5. 表示されたお見積書を確認して、①印刷する、②変更する、③正式見積りを依頼するを選択してください。
  6. 正式見積り依頼をいただきますと、担当者からご連絡いたします。

AMCC自動修正機能について

当社は、「プログラムが指摘した問題は、プログラムで修復できる」と考えています。個別の大規模ウェブサイトのコンテンツ移行でもプログラムで一括修正してきた実績があります。しかし、ウェブサイトの作成方法はさまざまなため、個別に開発したプログラムは汎用的ではありませんでした。

この度の無料検査で小規模ウェブサイトの作成情報の収集が行え、自動修正定義の汎用性を高めることができました。そしてAMCCに実装してこの度の検査結果で確認したところ、予想以上の成果を得ることができました。

自動修正が可能な項目は17種類です。その内、8種類をAMCCに実装して試験した結果、331団体が指摘された「問題あり」(8,560,652箇所)の31.7%(2,712,352箇所)を自動修正できることを確認できました。

AMCCの自動修正機能の使い方

AMCCの自動修正による一括修正は、サーバー管理者、CMSメーカーなどの専門技術者の協力が必要です。必ず専門技術者と話し合ってご利用ください。ご利用の手順は以下となります。

  1. お見積もりシステムでAMCC自動修正機能をお申込みいただいたお客様に、「自動修正定義一覧」を送付いたします
  2. 「自動修正定義一覧」を確認いただき、使用する定義にチェックを入れて返送いただきます。
    1. 弊社がお客様のAMCC環境にチェックいただいた自動修正定義を設定して準備完了です。
  3. 検査後に、AMCC-検査結果-表示でリンク切れタブの右に「自動修正」タブが表示されます。
  4. 自動修正タブをクリックすると、自動修正定義数、修正前指摘数、修正後指摘数(予定)、修正率を表示しますので確認後、実行ボタンをクリックします。

AMCCの修正時間は修正数により変わりますが、2~3時間程度で終了します。

  1. 修正の完了通知メールをお客様に自動送信します。メールに記載のURLから修正済みhtmlファイル(ZIPファイル)をダウンロードしてください。
  2. ダウンロードしたhtmlファイルを解凍して、ウェブサーバーにアップロードして確認してください。
    1. 始めにアップロードするのは公開前のウェブサーバにしてください。
      • 公開前のウェブサーバーでレイアウト崩れのない事を確認してください。
    2. CMSをご利用中の場合は、CMSメーカーに相談してCMS経由でのアップロードをしてください。
      • CMS経由でアップロードしないと、CMSが修正前のhtmlファイルを上書きしてしまう場合があります。
  3. 通常の公開方法で公開後に、再度AMCCで検査してください。
    1. AMCCの再検査結果は古い検査結果に上書きしますので、事前に古い検査結果の資料を取り込んでおいてください。
    2. または、再検査前にAMCCジョブ名を変えて設定して再検査する方法もあります。この方法だと修正前と修正後の総合評価結果が閲覧できます。

(注意)AMCC検査後速やかに自動修正とアップロードする必要があります。検査から自動修正とアップロードに長時間費やしてしまうと、その間に更新されたコンテンツを元の古いコンテンツに上書きしてしまう懸念があります。できるだけ速やかに行うか、その間の更新を停止するなどの注意が必要です。