「JIS X 8341-3」改正原案への当社意見に回答をいただきました。

11月11日、当社意見に対する回答をいただきましたので、ここに転載させていただきます。


改正原案に対して貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。

ご指摘いただいた事項については、改正原案を作成するにあたって、時間をかけて慎重に検討いたしました。
まず、「JIS X8341-3」改正原案の本文は、「ISO/IEC 40500:2012」及びその元になっている「WCAG 2.0」と一致しており、互換の規格となっています。附属書JA及びJBについては「附属書(参考)」であり、あくまでも参考情報でしかなく、「JIS X 8341-3」の要求事項にはなりません。

W3Cでは、「Website Accessibility Conformance Evaluation Methodology(WCAG-EM) 1.0」を作成しています。これは、「WCAG 2.0」ではウェブサイト全体、つまり「ウェブページ一式単位」での試験方法(あるいは評価手法)について詳細には定義していないため、これを補完する目的で作成された参考文書です。これを参考にして、附属書JBを作成しました。
また、ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)が作成している「ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン」、「試験実施ガイドライン」についても、これらを要求事項としては示しておらず、「附属書(参考)」の中であくまで参考として情報提供しているにすぎません。

次に、「適合」については、この規格は基本規格に分類されるため、JIS Q17050-1(適合性評価-供給者適合宣言-第1部:一般要求事項)及びJIS Q 17050-2(適合性評価-供給者適合宣言-第2部:支援文書)に基づいて、自己適合宣言を行うことによって「適合」とすることが可能になっています。
「準拠」や「一部準拠」などの対応度については、当該JISにて規定するものではなく、その自己適合宣言を行うことが困難な場合を考慮して、ウェブアクセシビリティ基盤委員会が独自に定義したものです。

今回頂戴したご意見を今後の参考とさせていただき、JIS X 8341-3の正しい理解と普及に役立ててまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

経済産業省
産業技術環境局 国際電気標準課