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二見浦今からおよそ2,000年前、斎王(さいおう)の倭姫(やまとひめ)は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)をまつる宮地をもとめて旅をしました。全国をめぐったのちに、二見浦(ふたみがうら)にさしかかった倭姫は、岩の間から昇る朝日のあまりの美しさに、二度も振り返って見たとか。これが、二見浦の地名の由来です。また、ここには夫婦岩(めおといわ)と呼ばれる大小2つの岩があり、岩の間から見る朝日は特に縁起がよいとされています。大きい岩が男岩、小さい岩が女岩で、二つが縄でしっかりと結ばれているところから、夫婦円満と縁結びの象徴としても親しまれています。 |
河崎室町時代から勢田川(せたがわ)の川べりに形成された集落が、江戸時代の「おかげ参り」をピークに繁栄しました。それがここ、河崎の町です。水運の便の良いこの町は、参宮客をもてなす伊勢の台所としてにぎわいました。船で参詣する人々が勢田川をさかのぼり、河岸のあちこちで下船したり、物資を輸送する船が問屋を往来する姿が多く見られました。今でも、河崎の町並みは往事の繁栄の跡をとどめ、本を開いて「へ」の字のようにした形の切妻(きりづま)造りの家々が、鋸(のこぎり)の歯のように建ち並びます。全国的にも珍しい「妻入り」の町並みが、河崎の特徴です。 |

