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ウェブアクセシビリティJIS X 8341-3:2010に対応した「JIS:2010ソリューション」の発表

2011年12月1日

株式会社インフォ・クリエイツ(本社:東京都渋谷区、社長:加藤均、以下、IFC)は、2010年8月に改定されたウェブアクセシビリティ規格、JIS X 8341-3:2010の対応に必要となる、適合判定・修正・検査証作成などの業務を総合的に支援する「IFC JIS:2010ソリューション」を本日よりご提供いたします。

本日発表の「IFC JIS:2010ソリューション」は、IFCがウェブアクセシビリティ規格、JIS X 8341-3:2010 適合判定サービスを行う際に利用してきた実績を持つ、ウェブアプリケーション・プログラム「JIS:2010 判定ツール」やサービス体制をクラウド環境に実装し、ウェブアクセシビリティに精通していない方々にも手軽にご利用いただけるソリューションです。

本ソリューションは、ウェブサイト制作会社、ウェブサイト管理者、アクセシビリティ判定技術者を育成する企業・団体向けのソリューションです。ソリューション概要は以下のとおりです。

1. インターネット接続環境から手軽に利用

ウェブアクセシビリティ確認・対応作業では、ウェブサイトから大量なデータをダウンロード、PCに診断プログラムを導入し、診断・判定などを行う必要があり、手間がかかります。
本ソリューションの中心的な役割を果たすJIS:2010判定ツールは当社クラウド環境でご提供いたしますので、データのダウンロードやプログラム導入は必要ありません。
インターネット接続したPCから当社クラウドに接続、ブラウザ(Firefoxを推奨します)ですべての機能をご利用いただけます。

2. JIS X 8341-3:2010適合判定個所の表示

ウェブ上の見えない個所に内在する問題など、判定すべき個所をソースコード上で見つけるのは難しい作業です。
本ソリューションのJIS:2010判定ツールは、プログラム診断を実行後、達成等級【A】【AA】【AAA】の達成基準、実装項目別に判定すべき個所を下向きの赤い三角形(判定個所マーク)印のマークでページとソースコード上に表示しますので、確実に判定個所を確認できて判定漏れを防止します。

3. 複数判定者による共同作業をサポート

判定技術の種類は多種多様であり、判定個所の数も膨大となります。
当社が支援している団体でありパートナーでもある「NPO法人ジェイシーアイ・テレワーカーズ・ネットワーク」が、障がい者の在宅就業支援として都道府県・政令指定都市他の160サイトのトップページを調査した結果、1ページ平均約3,000カ所の判定個所が見つかり、都道府県・政令指定都市の平均では、4,000カ所/ページの判定個所が存在しています。
本ソリューションのJIS:2010判定ツールは、複数の判定者が同時にそれぞれの専門項目の判定個所(判定個所マーク印)をクリックして判定(問題なし・問題あり・非適用)し、データベース(DB)に記録しますので、共同作業の結果はDBで一覧表示し、確認することができます。なお、判定後、判定個所のマークは、問題なしはレ点付き緑の円形(問題なしマーク)、問題ありはレ点付き下向きの赤い三角形(問題ありマーク)、非適用はレ点付き黒の円形(非適用マーク)に変わり判定状況が一覧できます。

4. 確実な修正作業をサポート

ウェブアクセシビリティ対応作業では、判定者が問題点を指摘、その後、修正者が判定結果を基に修正を行い、再度判定を行うプロセスが多く採用されています。しかし判定者の指摘を修正者がどのように対処したら良いか分からず改善が実現されていないケースが見られます。このような問題は、問題個所のソースコードを修正する実務経験の無い企業による判定が行われているために発生していると思われます。
基本的に判定者は大部分の問題個所の的確な修正方法を理解していますので、判定者が判定時に問題個所の修正ソースコードを記録・作成することで解決するとIFCでは考え、本ソリューションのJIS:2010判定ツールに修正ソースコードのDB登録機能を導入しました。これにより迅速な修正が可能となります。
JIS:2010判定ツールが検知した判定個所(判定個所マーク印)をクリックして判定(問題なし・問題あり・非適用)する時に、検知された部分のソースコードを判定ソースコード欄に複写、修正ソースコード欄で修正してDB登録、登録した情報をツールによる修正が行える機能を導入しています。(注意:ソースコード以外の問題(例えばCSSやJSなど)には対応できません。)

5. JIS X 8341-3:2010の検査証作成サポート

検証要件としてアクセシビリティ達成等級に含まれる達成基準を満たした検証結果を表記しなければなりませんので、達成基準チェックリストを公開します。
達成基準チェックリストの項目は(【A】が25項目、【AA】で13項目、【AAA】で23項目)で計61項目です。
達成基準チェックリストは、各項目別の実装チェックリストを作成してチェックした結果ですので、達成基準チェックリストのみでは検査証にはなりません、判定した証としての実装チェックリストが求められます。
1ページの検査証は、等級【AA】で達成基準チェックリストに加えて38ページの実装チェックリストが必要で、40ページを対象に検査をした場合は、1,521ページとなりますので作成には大変な作業となります。
本ソリューションのJIS:2010判定ツールでは、このような煩雑な作業を軽減するため実装チェック項目ごとの判定結果をDB登録することで、ツールが自動的に必要な検査証を出力(エクセルでのダウンロードもできます)を行い、正確な検査証作成を支援します。

6. 再診断作業を効果的に支援

ウェブサイトは日々コンテンツが更新されますので、定期的なアクセシビリティ管理が必要となります。更新されたコンテンツを管理してその部分だけを判定すれば良いのですが、更新コンテンツ管理も難しく毎回同じ作業を繰り返すケースが散見されます。
本ソリューションのJIS:2010判定ツールは判定したソースコードをDB保存していますので、再度判定するソースコードと突き合わせて再診断時に更新された部分のみを未判定個所として表示しますので簡単に再診断が行えます。

7. アクセシビリティ判定者育成と紹介

判定技術の種類は多種多様で判定する数も膨大です。すべてを判定できる技術者の数も少ないのが現状です。
IFCでは本ソリューションの、JIS:2010判定ツールの操作確認テスト業務を通じて判定者の育成と検定を行いました。主に身体が不自由・育児・介護・高齢などで在宅就業が必要な人が対象です。その結果、上中級レベル4名、初級レベル36名を育成しました。JIS:2010判定ツールを利用して実際のウェブページを判定し、判定結果を検定する育成方法は、短期間に高品質な判定者の育成に効果的です。
本ソリューションは、ウェブサイトの管理者、制作者の育成と検定も提供します。また、障がい者・育児者・介護者・高齢者のICT育成支援を行うNPOの皆様向けには特別なサポート体制を提供いたします。(サポート体制については別途お問い合わせください)

「IFC JIS:2010ソリューション」の料金は個別見積もりとなります。なお、「JIS:2010判定ツール」を利用してご自身で判定する場合、50ページを1年間利用する料金が25万円程度からとなります。

IFCでは、これまで、ウェブアクセシビリティ診断プログラム「BFSエキスパート」、アクセシビリティ状況を管理するプログラム「BFSモニター」、初心者・高齢者の閲覧を支援するブラウザ「やさしいブラウザ」ASPサービスを多くのお客様にご提供してきました。「IFC JIS:2010 ソリューション」によって、ウェブアクセシビリティ分野でさらに充実したお客様へのサービスをご提供していきます。


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