法制化

世界各国政府のガイドライン

規格化は同時に守るべきガイドラインとして法制化が進んでいます。国で微妙な違いがありますが、政府調達基準、必須要件など結構厳しいガイドラインとなっています。

法制化は、「障害者差別禁止法」を順守するためなので、各国の障害者差別禁止法を理解してWebアクセシビリティへのガイドラインを守らなければなりません。

日本は、昨年6月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、2016年4月に障害者差別解消法が施行されました。

米国のリハビリテーション法508条改定

米国政府の調達基準セクション508(リハビリテーション法508条改定)

WCAG1.0の勧告を受けてリハビリテーション法508条が改定されました。米国政府及び米国政府の資金を受けている団体全てに出された調達基準となっています。WCAGの基準を満たすWeb公開が義務付けられています。

オーストラリア政府向けWebガイド

オーストラリア政府Webガイドロゴオーストラリアで開催されたオリンピックで、オリンピック公式サイトがアクセシビリティ規格を満たしていないと訴訟を受けました。初めての訴訟となりオリンピック委員会が是正措置をしています。オーストラリア政府のWebガイドは「MANDATORY REQUIREMENTS」と必須要件となっています。

ニュージーランド政府向けWebガイド

ニュージーランド政府ではWebアクセシビリティ標準ガイド1.0として定めて、達成時期と対象などを発表しています。目標はWCAG2.0等級AAとなっています。

カナダオンタリオ州

カナダオンタリオ州ロゴカナダオンタリオ州は、2014年WCAG2.0等級Aを達成し、2021年等級AA達成を計画として発表しています。

日本政府のガイドライン

日本は、総務省が「みんなの公共サイト運用ガイドライン」を、国及び地方公共団体等の公的機関のホームページ等(公式ホームページ、団体が提供する関連サイト、ウェブシステム等)に対して発行しています。

ここでは2016年4月に障害者差別解消法が施行されたこと、障害者基本計画(第3次)の対象期間が2017年度末までとなっていること等を踏まえ、速やかに対応することを求めています。

  • JIS X 8341-3:2016の適合レベルAAに準拠している(*1)ホームページ等
    • ウェブアクセシビリティ対応の取組を継続し、更に取組を推進(適合レベル、対象範囲、取組内容の拡大等)する。*1:JIS X 8341-3:2010の達成等級AAに準拠している場合も同じ
  • JIS X 8341-3:2016の適合レベルAAに準拠していないホームページ等
    • 速やかに、ウェブアクセシビリティ方針を策定・公開 し、遅くとも2017年度末までに適合レベルAAに準拠(試験の実施と公開)する。