ウェブアクセシビリティ

ウェブアクセシビリティとは

アクセシビリティ(accessibility)とは、直訳すると「利用しやすさ」「アクセスしやすさ」となります。
実際の生活では、例えば駅の階段の横にスロープがついている、道路に点字ブロックが配置されているといった配慮を見ることができます。これらがあることで、車椅子利用者が駅へアクセスしやすくなったり、白杖利用者にとって道路が利用しやすいものとなります。一般的にこのようなものを「バリアフリー」といいます。
こういった配慮をウェブサイトに行うことを「ウェブアクセシビリティ」と呼びます。つまりウェブアクセシビリティは「ウェブサイトのバリアフリー化」なのです。

なぜウェブアクセシビリティは必要なのか

普段、当たり前にインターネットを利用されている方にとっては、なぜウェブアクセシビリティが必要なのかがわかりにくいかもしれません。
世界の全員が、目が見えるわけでも、音が聞こえるわけでも、体が自由に動くわけでもありません。今問題がなくても、ケガや病気、加齢によって何かしらの不自由と付き合っていくことになるかもしれません。このため身体的な能力や環境にかかわらず、誰もが平等に情報を得られるようにするためにウェブアクセシビリティは必要なのです。
あらゆるサービスや商品のウェブサイトにおいても、全ての方に情報が届くようにした方がよいでしょう。実際に海外ではウェブサイトから情報の受け取りができなかったとして起こされた訴訟は後を絶ちません。
アクセシビリティ対応されたウェブサイトは誰にとっても見やすいウェブサイトと言うことができます。見えやすさに配慮した色合い、読み上げソフトに対応したページの構成は利用者の幅を広げてくれます。ウェブアクセシビリティは「誰かのため」ではなく「みんなのため」の施策なのです。

ウェブアクセシビリティ対応は難しい?

例えば「目の障害」と聞いて、真っ先に思いつくのは「全盲」でしょうか。実際にはそれだけではありません。矯正しても一定の視力に達しない「弱視」、赤色や緑色が判断しにくい「色覚障害」、見える範囲が狭い「視野障害」、光の強さに対応しにくい「光覚障害」など多様な障害があり、その程度も人によって異なります。「目の障害」ひとつを取っても、一人ひとり違った不自由さを持っています。そのすべての障害を理解し、対応したサイトを作ることは時間も量も膨大にかかります。
しかし日本ではこういった様々な不自由さにウェブサイトが対応する基準として、膨大な要求事項を理解し易いようにまとめ、また優先順位に分けて整理したJIS(日本工業規格)が設けられています。達成するための基準は存在しますが、これらを守れば確実にウェブアクセシビリティ対応ができるのです。

JISのウェブアクセシビリティ

JISには、「高齢者・障害者等配慮設計指針」があり、ウェブアクセシビリティは、その第3部に定められています(JIS X 8341-3)。この規格はW3C(ウェブの技術の標準化を推進するための国際団体)が定めたWCAG(ウェブのコンテンツを障害のある人でも使いやすいようにするためのウェブアクセシビリティに関するガイドライン)を国際規格化したISO/IEC40500と同一の内容となっているため、JIS-X 8341-3に沿ったウェブサイトを作成すれば、国際標準と同等のアクセシビリティに対応したウェブサイトであると言うことができます。
規格の4つの原則、「知覚可能」、「操作可能」、「理解可能」、「堅ろう(Robust)」に分かれています。その中でさらに達成基準が細分化されいます。達成基準はA、AA、AAAとレベル分けされ、官公庁では、AAの達成基準が求められています。
例えば「知覚可能」の場合、最初の達成基準は「代替テキスト」の「非テキストコンテンツ」についてです。「非テキストコンテンツ」の達成基準の中には、「H37 img要素のalt属性を使用する」というものがあり、画像を掲載する際にalt属性に画像の説明を挿入する必要がある、というものとなります。この他にもさまざまな基準が数多く存在します。

インフォ・クリエイツにできること

JIS規格に則りウェブサイトの確認を実施しても、規格に適合しているかの判断は難しいものです。
当社は公益財団法人日本適合性認定協会より、JISのウェブアクセシビリティの適合性を判定できる検査機関として認定されております。専門知識を有した検査員が、専用ツールを用いて、皆様の代わりにJISに適合しているかを判定致します。また検査終了後の修正支援や、アクセシビリティ方針の策定などウェブアクセシビリティに関する様々な業務のサポートをご提供することも可能です。