(株)インフォ・クリエイツが提供する「Webアクセシビリティの検査サービス」に関する質問にお答えします。
Q: 適合性評価サービスと、検査サービスの違いは何ですか?
- 適合性評価サービスは規格への適合性の評価を行うサービスです。検査サービスは今後適合性評価を受けるための現状把握を目的とする検査を行います。
Q: 検査サービスの対象規格は何ですか?
- ウェブコンテンツに関する次の規格のいずれかを基に、ウェブコンテンツを検査します。
- 日本産業規格 JIS X 8341-3:2016
- 国際標準規格 ISO/IEC 40500
- W3Cスタンダード WCAG 2.0
- 日本産業規格 JIS X 8341-3:2016
Q: ウェブコンテンツとは具体的に何ですか?
- ホームページ及びWebアプリケーションなど、利用者がブラウザなどの利用機器で閲覧するソースコードと呼ばれるHTMLなどのファイルです。
Q: なぜ検査が必要なのですか?
- ウェブコンテンツはさまざまな機器で利用されます。ウェブコンテンツが規格どおり制作されてさまざまな利用機器での対応性が確保できるからです。
Q: さまざまな利用機器を使って検査をするのですか?
- いいえ、利用機器の種類は、メーカー、製品、バージョンなど数えきれない数ですので、さまざまな利用機器を使って検査することは事実上不可能です。
Q: 検査プログラムを使って検査をするのですか?
- 検査プログラムで検査できる項目は一部です。検査方法は次の方法があります。殆どが、AFとHCの検査方法です。
- AC:プログラムなど機械的に検査する方法
- AF:プログラムが被検査対象コンテンツを特定して人が検査する方法
- HC:人が被検査対象コンテンツを特定して検査する方法
Q: Webサイトには大量なWebページがあります。全てを検査するのですか?
- いいえ、全てのWebページは検査しません。規格に定められた主要ページを選択してAF/HCの方法で検査します。
Q: Webサイトの検査には何ページを検査すれば良いですか?
- Webサイトの規模、制作方法などを考慮して検査ページ数を決めます。
Q: 検査の頻度はどのくらいで行えば良いのですか?
- 年間に1度で十分と考えます。
Q: 人が検査する方法は、検査結果にバラツキがでるのではありませんか?
- はい、検査員の技量によってバラツキが予想されます。そのため、検査は検定試験に合格した検査員が行いバラツキを防止します。
Q: 規格は等級が定められています。どの等級で検査をするのですか?
- 適合レベルA、適合レベルAA、適合レベルAAAの3段階で、適合レベルAが最低限の達成等級となります。
Q: 適合レベルAを満たせば良いのですか?
- 日本及び各国の行政機関は、適合レベルAAを目指すガイドラインを発行しています。
Q: 適合レベルで検査する規格は変わるのですか?
- 適合レベルAの達成基準項目数は、25種類です。
- 適合レベルAAは、適合レベルAの達成基準項目に13種類が追加され、38種類です。
Q: 検査サービスで提供される報告書を教えてください。
- 検査報告書は次の一式となります。
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- 検査証明書
- 達成基準チェックリスト
- 実装チェックリスト